2013年2月の意向
 戦争や紛争を根こぞぎ絶やして、すべての人びとが平和な日々を過ごすことのできる世界が到来する夢を、私たちは描いています。しかしながら私たち人間は、まずは自分を護り、自分の利益を優先するといった愚かさゆえに、争いを起こし、権力や暴力を行使して自分の正しさを主張し、素朴に誠実に暮らす多くの方々の平穏な生活を脅かし、時には住む家をも奪い取ってしまいます。
 富や資源を公平に分配し、すべての人が互いの生命を尊重し合うためには、創造主である神に畏敬の念を抱き、そのあわれみを願うことが大切でしょう。私たち一人ひとりの生命は、神からいただいたものであり、私たち人間も被造物なのです。
 神を敬い、その存在の証しのために生命を賭けた日本のキリスト者の殉教に思いを致し、真の平和が訪れるように、祈りをささげてまいりましょう。


一般: 移住移動者の家族
 移住移動者の家族、とくに母親たちが、困難の中で支えられ、寄り添う人に恵まれますように。

宣教: 平和
 戦争や紛争状態のもとで暮らす人々が、平和な未来を築き上げていく道を歩めますように。

日本の教会: あかしする力
 殉教者の生き方を記念することによって、すべての信仰者が、現代の日本で信仰をあかしする力を与えられますように。
写真: 片柳 弘史 S.J.