2013年5月  1.5月はマリアさまの月
 5月はマリアさまの月ですから、まずマリアさまが私たちの母であることを味わいましょう。このご像を見て、黙想いたしましょう。
 マリアさまは、私たちすべてをご自分の広いマントの中に入れて暖かく見守ってくださいます。マリアさまは、最高のプレゼントであるイエスさまを、私たちに与えたいと思っています。イエスさまは両手を広げて私たちを歓迎して言います。「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう」(マタイ11・28)と。また、イエスさまは手を開いて、私たちを救うために十字架で亡くなられたことを示してくださいます。このご像では、マリアさまのほかは、みな子どもです。そうです。すべての人々がマリアさまの子ども、神さまの子どもです。また、ご像のすべての人が、自分の心の幸せを、笑顔をもって示してくださいます。
 イエスさまの下に二人の子どもがいます。女の子は、本を持っていて、正しいことを学びます。男の子は、フルートを吹いて音楽と心の喜びを表しています。その下の子どもたちは、二人そろって、互いに愛し合いなさいと私たちに語りかけています。その愛は、その人々の間に、平和(鳩)、喜び(花束)をもたらします。車椅子に座っている足の無い子ども、また、松葉杖にすがっている子どもは、この世の中の苦しみと悲しみと病気のたとえです。このご像のさまざまなシンボルは、バッタンバン(カンボジア)のキケ司教が考えました。また、ご像は、地雷で被災した障害者が彫刻したものです。