2013年5月の意向 |
私たちが正義を行うことは、神の望みです。正義を守ることで愛が生まれます。ところが、正義と正義がぶつかり合って、争いを起こすこともたびたびあります。それぞれの文化の中で培われた価値観によって、何が正しいことなのかが異なるからです。そこで、教皇の意向に掲げられているように「正義をつかさどる人」の適切な判断が重要となるのです。今月は、自分にとっての正義とは何か、また、立場の違う人にとっての正義とは何かについて、祈りの中で神と対話してみてはいかがでしょう。 弱い立場にある子どもやお年寄りにとっての正義についても考えてみましょう。必要な愛情と尊敬を受けることができないとすれば、それは正義に反していることです。 また、一般の意向の宣教地の神学校でも、正義をつかさどる知恵が身に付く教育が行われるように祈りましょう。 一般: 正義をつかさどる人 正義をつかさどる人たちが、つねに誠実さと正しい良心をもって、任務を果たすことができますように。 宣教: 神学校 神学校、とくに宣教地の神学校が、キリストのみ心を慕いすべてをささげて福音を告げ知らせる司牧者を育てる場となりますように。 日本の教会: 子どもたちの尊厳 子ども時代を過ごしているすべての人が、必要な愛情と尊敬を受けることができますように。 |
写真: 片柳 弘史 S.J. |