2013年6月の意向
 神不在とさえ言われる今日の社会の隅々まで、神のことばを伝えて、新しい福音宣教を推進しましょう。神は愛です。私たち一人ひとりを、無償の愛で包んでくださっています。その実感は、他の人びととの交わりの中で、神が気づかせてくださるのです。一般の意向に示されたように、「対話、傾聴、相互尊敬」を重んじるような関係が築かれ、神の愛に気づいて、神を信じる人びとが一人でも多く生まれるようにと、祈ってまいりましょう。
 新しい福音宣教という考えが生まれた背景には、キリスト教の文化が中心的だった国々において、世俗化が進み、物質主義が浸透して、人と人、人と神の関係が崩れてしまったことがあります。信徒が多数を占める国々で、この新しい福音宣教の必要が唱えられていることに鑑み、もう一度、人と神との関係を築くことができるように祈りましょう。


一般: 相互の尊敬
 対話、傾聴、相互尊敬の文化が、人々に行き渡りますように。

宣教: 新しい福音宣教
 世俗化がもっとも進んでいる場で、キリスト者の共同体が効果的に新しい福音宣教を推進できますように。

日本の教会: ことばの力
 神のことばの力を受けたすべての人が、人を生かすことばを語る者となりますように。
写真: 片柳 弘史 S.J.