2013年7月  3.アジアでの福音の使者
 宣教者になりたいという望みは、歴史に現れる課題の中に希望が見いだせるように識別し、それをキリストの現存で満たし、人々が癒され、清められるように祈りに招くことで叶えられます。教会は、神のみ言葉をいつも新しい方法で伝えなければならないと考えています。
 現代世界には西洋ばかりか、どこにでも信仰の危機があります。しかし、全人類の神への飢えと渇きはどこでも感じられ、キリスト者は、イエスがサマリアの女性に与えた「生きている水」によって、その人々の渇きを潤すことができると信じています。
 アジア全体では、キリスト者は10%で、そのうちカトリックは5%です。アジアのカトリック国はフィリピンと東ティモールだけです。さらに、多くの貧しい人たちは、経済活動によってのみ欲求が満たされると期待を寄せて、神に立ち返ろうとしません。
 しかし、アジアにおけるカトリック教会は、小さな共同体でありながら、熱心に活動しています。教育、医療、衛生環境、社会正義の分野で使徒職に励んでいます。アジアでは教会が人間の尊厳と人権を守っていると、評価されています。
 アジアで働く宣教者はまだまだ少ないので、その召命のために祈りをささげましょう。