2013年7月  4.若者に希望を
 日本で一年間に生まれた子どもの数は、昨年これまでの最低を記録しました。それに加えて、日本社会では高齢化が深刻になっています。今の日本では、若者が充分な教育と就業の機会を与えられているとは言えません。また若者は、将来に対して不安を抱き、目の前の生活で精一杯のようです。絶望から生じる現象かも知れません。昨年、大学を卒業しても、仕事を見つけることができない若者の数は、同世代人口の10.3%にも達しました。また、外国で勉強したり、働いたりすることへの興味関心も下がりました。若者の気持ちが萎えてしまっているのでしょうか。
 教会は、若者が希望をもって生きることができるように、祈りと活動をもって、若者への支援を具体的に行っていく要があります。ブラジルのリオデジャネイロで開催されているワールドユースデー(WYD)に思い致し、若者のためにこの一週間をささげて過ごしてまいりましょう。