2013年9月の意向
 今月は、心を柔らかくして、沈黙のうちに神からのメッセージを受け取るようにと、招かれています。朝に【きょうをささげる祈り】を心の中で唱えた後、神が今日一日をどのように招いておられるか思いめぐらし、しばらく沈黙のひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
 その中で、自分が神に願いたいこと、その日の自分自身の「意向」を意識してみましょう。教皇が掲げる宣教の意向「迫害されるキリスト者」と、日本の教会が願う「移動者への配慮」とともに、自分自身の祈りの意向も、その一日心の中に留め、時々沈黙を味わいながら、神の声に耳を澄ませてみましょう。
 静かに沈黙の中で思いめぐらすことは、宗教の違いを超えた普遍的な祈りの方法です。自分の生活を整え、心の健康を保つ方法の一つとして、身近な人びとにも紹介してまいりましょう。


一般: 沈黙の価値
 騒音に押しつぶされそうな今日、沈黙の価値を再発見し、神の声、身近な人々の声に、耳を傾けますように。

宣教: 迫害されるキリスト者
 世界各地の迫害に苦しむキリスト者が、キリストの愛の預言者として、あかしを立てることができますように。

日本の教会: 移動者への配慮
 流通や交通の仕事を通してこの国の生活を支える人々が、ふさわしい報酬と休養、家族と過ごす時間を保証されますように。
写真: 片柳 弘史 S.J.