2014年1月の意向
 「神の母聖マリア」の祭日で、新たな年が始まりました。教皇が発表された「世界平和の日」メッセージをしっかりと受け止めて、日々心を合わせて祈ってまいりましょう。
 昨年まで「一般」とされていた教皇の意向は「世界共通の意向」となりました。この意向では、宗教の違いを越えて、世界中の人に共に祈っていただきたい事柄が掲げられています。今月は人間尊重の精神に基づいた経済発展が取り上げられています。「宣教」も「福音宣教の意向」と表現が改められました。前回の世界代表司教会議(シノドス)で打ち出された「新しい福音宣教」を踏まえてのことです。今月の意向は「キリスト者の一致」です。
 私たちが最も大切にすべきことは人間の尊厳です。日本の教会は、人工妊娠中絶への憂いをもって、いのちの尊厳を祈り願っています。これらの三つの意向を掲げて一日をささげましょう。


世界共通の意向: 経済発展
 すべての人の尊厳が保障される真の経済発展が推進されますように。

福音宣教の意向: キリスト者の一致
 キリストの望みに応えて、キリスト教各派が一致に向けての歩みを進めることができますように。

日本の教会の意向: いのちの尊厳
 医療の進歩が、いのちの尊厳を受精の瞬間から保護する使命を果たせますように。
写真: チェレスティーノ・カヴァニャ