2014年2月 1.高齢者 |
![]() 65歳を過ぎるということは「年取る芸術」を養う時期に達したということです。信頼と感謝の心で、「最後に最も良いぶどう酒を置いた」主なる神との出会いを準備する時期なのです。イエスは言った。「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。……わたしの軛(くびき)を負いわたしに学びなさい」(マタイ11・28)。「くびき」は休息になるでしょうか。愛に生きるという「くびき」ですが、それよりも高齢者にとって休息になるのは、イエスと共にいることであり、すべての出来事をイエスと分かち合うことでしょう。人生を歩みながら、年取る知恵は「物を持つよりも、物を棄てて、自由になる」という悟りです。高齢者は貧しさを抱きながら、喜びのへと進むのです。ある女性が言っていました。「わたしは鏡で顔を見ると『年寄りになった』と自分に言うのですが、鏡を見なければ、決して年寄りだと思いません。魂はいつも若いと信じています。」皆さんはどう思いますか。 いのちを愛することは、友情、協力、大自然と人々を愛することです。特に子どもたちを愛し、若者を理解することは、高齢者にとって具体的な宿題であります。 自分が65歳に至っていない方も、高齢者の心を慮(おもんぱか)ってこの一週間を過ごしてみましょう。 |