2014年2月の意向
 内閣府の『高齢社会白書』では、4人に1人が高齢者(満65歳以上)である現在の状態が、2035年には3人に1人に達すると予想しています。日本ばかりでなく、世界中で高齢化が進行していますので、高齢者の知恵と経験が一層求められる時代へと移っていくでしょう。教皇が世界共通の意向で願い求めているこの課題に、宗教・教派を越えて取り組んでまいりましょう。
 福音宣教はすべてのキリスト者に与えられた根源的な使命です。そして、イエスは教会共同体としてその使命を果たしていくように、聖霊を送って教会をお建てになりました。教会に集う信徒、修道者、司祭がその召し出しの違いを超えて一つとなり、協力して福音宣教のために働くことができるように祈り願いましょう。そして、福音を待ち望む社会にどのようにかかわるかを『現代世界憲章』を通して学んでまいりましょう。


世界共通の意向: 高齢者
 知恵と経験に富んだ高齢者が、教会でも、また社会でも尊重されますように。

福音宣教の意向: 福音宣教における協力
 司祭、修道者、信徒が、惜しみなく協力し合って、福音宣教のためにともに働くことができますように。

日本の教会の意向: 社会の福音化
 『現代世界憲章』に学び、具体的に行動できますように。
写真: チェレスティーノ・カヴァニャ