2014年6月の意向
 働く意志や意欲があっても、就業の機会に恵まれない状況に置かれることは、とても辛いことです。私たちの社会では、組織に雇われて自らの労働力を提供し、その対価として賃金を得るといった雇用労働が一般的になってきました。組織の収益が悪化して、雇用を継続できなくなると、失業が生まれるのです。支援の制度を整えると同時に、雇用の促進が求められています。失業中の人々のために祈りをささげましょう。
 ヨーロッパにも失業率の高い国々がたくさんあります。経済が行き詰まり、生きる勇気と希望を見失いがちになっています。キリスト教の伝統があるヨーロッパの人々が、信仰に生きる道に立ち戻り、互いに分かち合い支え合って、日々の困難を克服していくことができますように、教皇の福音宣教の意向に心を重ねて、祈ってまいりましょう。


世界共通の意向: 失業者
 失業者が尊厳をもって生きるために、必要な支援を受け、仕事を見つけることができますように。

福音宣教の意向: ヨーロッパの信仰
 ヨーロッパの教会が、信仰に生きる人たちの証しを通して、キリスト者のルーツを再発見できますように。

日本の教会の意向: 家族の絆
 家族が互いへの尊敬と感謝をもって絆を強めることができますように。
写真: チェレスティーノ・カヴァニャ