2014年8月の意向
 8月6日から15日までの日本カトリック平和旬間に際して、平和のために毎年祈りをささげてまいりましたが、私たちを取り巻く世界の状況の中に、平和に向けて歩んでいる徴(しるし)を見出すことができるでしょうか。もちろん、武力や兵力を用いることは言語道断で、常に反対の立場をとっていくことが求められますが、戦争や紛争が生まれる背景について深く学び、その根源が何かを見出さなければならない時に来ていると思われます。物質的に豊かになるために経済を発展させようとする私たちの生き方には、平和を妨げる要素が潜んでいないかどうか、思い巡らしてみましょう。
 真の平和がもたらされれば、難民はなくなります。富の分配方法についても、新しい知恵を生むことができるように祈って、この一ヵ月を過ごしてまいりましょう。


世界共通の意向: 難民
 いやおうなしに家を追われた難民たちが、惜しみない愛情で迎えられ、権利を擁護されますように。

福音宣教の意向: オセアニア
 オセアニアのキリスト者が、その地域のすべての人に、喜びをもって信仰を伝えることができますように。

日本の教会の意向: 世界平和
 国々が、戦争の記憶を平和への決意として、次の世代に伝え続けることができますように。
写真: チェレスティーノ・カヴァニャ