2014年10月の意向
 寛容と不寛容は、和解か闘争か、平和か戦争かの岐路に深く関連した、重大な心の姿勢です。
 カトリック教会は10月19日の「世界宣教の日」に、全世界に福音を運ぶ熱意が一人ひとりのキリスト者に燃え上がるように祈り願いますが、他のさまざまな宗教を信じている人々も、祈りによって生活を整え愛のうちに生きているという現実を受け入れなくてはなりません。自分自身の信仰に確信を持ちながらも、他の宗教について寛容であることが求められています。
 寛容であるためには、相手のことをよく理解することが求められます。対話を重ね、人類共通の課題である平和の実現のために、ともに取り組み、かけがえのないこの地球とそこで育まれた生命を愛おしんで、ともに歩んでいくことができますようにと、祈りの日々を過ごしてまいりましょう。  


世界共通の意向: 平和
 主が、戦争や暴力の最も激しい地に平和をもたらしてくださいますように。

福音宣教の意向: 世界宣教の日
 世界宣教の日によって、全世界に福音を運ぶ熱意が、キリストを信じる一人ひとりに再び燃え上がりますように。

日本の教会の意向: 諸宗教対話
 諸宗教が人類共通の課題の克服にともに取り組み、力を発揮できますように。
写真: チェレスティーノ・カヴァニャ