2014年11月の意向
 心と心を通い合わせることで、人は成長します。人格的な成熟は知識を学ぶだけでは得ることができません。人は一人では生きていくことができないのです。
 ところが、私たちが暮らしている現代社会は、誰とも話すことなく数十日を過ごすことができるような生活環境を創り出してしまいました。特に高齢者は、縁もゆかりも断ち切られた状況におかれると、誰にも看取られることなく「孤独死」の時を迎えることにもなりかねません。私たちは人とのふれあいを心がけて生活することが求められています。
 若者が成長していくためにも、心のふれあいは大事です。心を開いて自分を語り、生き方を示してくれる指導者と出会うことは、特に養成の課程では欠くことができないことでしょう。
 人とのふれあいを心がけて過ごす一ヵ月といたしましょう。 


世界共通の意向: 孤独な人
 孤独で苦しんでいるすべての人が神を身近に感じ、人々の援助を経験できますように。

福音宣教の意向: 神学生と修道者の指導者
 若い神学生や修道者が、よく養成された賢明な指導者に出会えますように。

日本の教会の意向: アジアの教会
 アジアにおける教会が、福音の文化内開花のモデルとなって、全教会に奉仕できますように。
写真: チェレスティーノ・カヴァニャ