2014年12月  1.希望と平和のクリスマス
 駅ビルのショーウィンドーのガラスに、白い大きな文字でCHRISTMASと書かれていました。この日本では、たとえ英語が普及したとはいえ、「クリスマス」の表記がまだまだ主流なのでしょう。その白い文字は、ひときわ目立って目に飛び込んできました。クリスマスとカタカナで表記すると、その中に「救い主」という言葉が含まれているなどとは思いもよらないことでしょうが、英語で表記すると、はっきりと救い主「CHRIST」が視界に入ります。キリストのミサという意味であるクリスマスは、一般の人たちにとって、どのような意味があるのでしょうか。
 子どもの頃の思い出は、サンタクロース、プレゼント、ケーキ、家族の団らん、の順で楽しかった記憶の中にとどまっています。青春時代には、パーティー、バンド演奏、シャンパン、ローストチキン、といった、友だちの輪の中での出来事が楽しい思い出になっています。
 教会に通うようになって初めて、クリスマスがCHRISTのMASSで、意味はキリストのミサだと知らされました。二千年余り前にベトレヘムで救い主イエスが誕生しなかったならば、日本中で子どもたち、若者たちが楽しみに待っているクリスマスは、ないのです。
 教皇の12月の意向では、クリスマスが人々に「希望と平和をもたらすものとなりますように」祈ることを薦めています。互いにプレゼントを交換し合いながら、ともに生きていることを実感し、いのちを大切にする思いも交換し合いながら、クリスマスの様々な催しが行われますように、そして、キリストの信仰を持たない人々も、この時期にクリスチャンの祈りを感じることができるように、この一週間の日々を、出会う人々と神におささげいたしましょう。