2014年12月の意向
 1981年に人類の前に姿を現したエイズ(AIDS・後天性免疫不全症候群)は、たった5人の患者から爆発的に世界中に感染が広がり、感染者の数は子どもも含めると4千万人にも上ると推計されています。12月1日は「世界エイズデー」です。世界規模でのエイズ蔓延の防止、エイズ患者やHIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染者に対する差別・偏見の解消を目的とし、1988年に世界保健機関により定められた国際記念日(国際デー)です。日本のカトリック教会ではHIV/AIDSデスクが中心となって、病気への理解と感染の防止に努めています。私たち一人ひとりも、HIVに苦しむ人々のことに思いを致して過ごしてまいりましょう。
 そして、クリスマスを迎える私たちが、マリアとヨセフが営んだ温かな家庭を心に思い浮かべ、生命を受け継ぐ人たちを豊かに育み導く者になれますように、祈りをささげましょう。


世界共通の意向: 人類の希望、クリスマス
 救い主の誕生が、良心あるすべての人に平和と希望をもたらしますように。

福音宣教の意向: 
 真の宣教者である親が、価値ある信仰の恵みを子どもに伝えることができますように。

日本の教会の意向: HIVに苦しむ人々
 病への無理解に基づく偏見や差別を取り除くために、世界に広がる教会が力を尽くせますように。
写真: チェレスティーノ・カヴァニャ