2015年7月の意向
 役に立たないからと言って、排除される社会であってはなりません。いのちはいただいたもので、自分の力で手に入れたものではないからです。さらに、役に立つか、役に立たないかだけでは評価できません。ですから、足りないところを補い合う生活の知恵が求められています。貧困を生み出す社会的不平等の拡がっているラテンアメリカなどの地域においても、きめ細かな配慮のもとで知恵を生かした慈善事業が行われるように祈りましょう。

 子どもたちの未来に責任を持つのは大人たちです。ところが、大人たちが大切にしている価値が、名誉や富に偏っているためでしょうか、いじめや虐待に遭い、競争のただ中に置かれ、子どもたちは生きづらさの中であえいでいます。一人ひとりを大切にし、愛のかかわりの中で、子どもたちと接してまいりましょう。


世界共通の意向: 政治
 政治の責任によって、あらゆる場で、行き届いた慈善事業が実施されますように。

福音宣教の意向: ラテンアメリカの貧困
 社会的不平等が拡がっているラテンアメリカで、キリスト者が貧しい人々への愛の証し人となり、友愛に満ちた社会に向けて貢献することができますように。

日本の教会の意向: 子どもたちの解放
 子どもたちがいじめや虐待、貧困から解放され、かけがえのない存在として社会から大切にされますように。
写真: 星野 透