2015年8月の意向 |
広島と長崎での被爆から、70年の歳月が流れました。戦時中、「お国のために命を捧げる」ことが第一義だと洗脳された人々が歩んだ悲惨な狂気の道を、二度と再び歩むことがないようにと、日本は戦争を放棄し、平和憲法を制定しました。ところが、月日とともに記憶が薄れていくと、社会にはびこる悪が、再び私たちを戦争への道に誘(いざな)って、狂気が蔓延する危険も大きくなります。戦争の記憶を風化させない努力を重ねてまいりましょう。 教皇は、ボランティアについて、社会の隅に追いやられた人について、思いを致すように促しています。私たち自身が、どちらの立場に置かれても、神に信頼して誠実に生きることができるように、日々の生活を祈りによって整えることができますように。 世界共通の意向: ボランティア ボランティアの方々が、その場の必要に応えて、惜しみなく奉仕することができますように。 福音宣教の意向: 社会の隅に追いやられた人々 私たちが、何よりもまず、社会の隅に追いやられた人々の隣人であることを、学ぶことができますように。 日本の教会の意向: 戦争の記憶と平和 被爆70年を迎える日本で、戦争の記憶が次の世代の平和につながりますように。 |
写真: 星野 透 |