2015年12月 1.神のいつくしみ |
![]() 私たちの希望は「いつくしみ」です。神が私たち一人ひとりに示されたこの「いつくしみ」というこころの有り様は「愛」と「ゆるし」のかけ算とすることができるでしょう。足し算の場合、「愛」が100で「ゆるし」が0(ゼロ)でも、合計は100になりますが、かけ算ですとどちらかが0ならば、その結果は0になってしまいます。たとえ「愛」が100であっても「ゆるし」が0ならば、結果は0なのです。かけ算の場合、0を100万倍しても、0のままなのです。 教皇は、今月の意向で「神のいつくしみの体験」を掲げ、「ゆるされた体験のない人々」が「いつくしみ」に触れることができるように祈るようにと、私たちをうながしています。ということは、「ゆるされた体験」をした時にはじめて、「いつくしみ」のこころに触れることができると言っているのでしょう。 いつくしみは「愛」と「ゆるし」のかけ算であることを心に留めて、「ゆるし」のこころをもって「愛」を何倍にも膨らませて日々を送り、12月8日から始まる「いつくしみの特別聖年」の準備といたしましょう。 |