2016年2月  3.アジアの若者の集い、AYD
 教皇は、2月の福音宣教の意向として、「アジア」を取り上げ、「キリストを信じる人々とアジアの人々の出会いと対話の機会が豊かになるように」祈るように奨めています。
 ところで、アジアのカトリックの若者たちが集い、出会いと対話のうちに交流を深める、「アジアン・ユース・デー(AYD、アジア司教協議会連盟信徒局ユースデスク主催)」が2014年の8月に、韓国の大田(テジョン)市で開催され、日本からも約100人の青年が参加しました。
 この集いには、アジアの28カ国から青年代表が集い、ホスト国の文化・社会と教会の福音的な取り組みに触れながら、典礼、体験学習、ホームステイ、文化交流、自国紹介など、8日間を共に祈り、共に学び合いました。第6回にあたる2014年のテーマは「ASIAN YOUTH! WAKE UP! The Glory of the Martyrs Shines on You.(アジアの若者よ。目覚めよ!殉教者の栄光があなたに輝く)」で、信仰の原点を思い出すこと、信仰を再発見すること、現代社会の証し人としてイエスと共に歩むこと、の3点を深めました。そして、8月17日には教皇フランシスコが、アジア各国から集まった約4万人の若者と共に、韓国の殉教地ヘミウプソンで閉幕ミサを行いました。
 次回の第7回AYDは、2017年にインドネシアのジョグジャカルタで開催されることになっています。若者たちが、巡礼したり黙想したり、分かち合ったりして、神との交わり、人々との交わりを深めるこの集いの準備が始まっています。教皇が意向として「アジア」を取り上げたこの2月に、AYDの準備に励む人々と心を合わせて、それが福音に出会う場となりますようにと祈りをささげてまいりましょう。

 ご承知のように、「きょうをささげる」の意向について、教皇フランシスコが直接語りかけるビデオが、インターネット上で公開されています。毎月の初金(最初の金曜日)にその月の意向を、1分30秒ほどで全世界に向けて呼びかけています。皆さまも是非ご覧ください。