2016年4月の意向
 世界人口が70億人を超えて、2050年には90億人に達するという国連の推計が示されています。食糧危機の不安が募りますが、人類が知恵を絞り、国際政治の仕組みを賢明に働かせ、食糧の適正な分配を行えば、8億5千万人にものぼる飢餓人口さえも、すべてなくすことができるはずです。
 また、食の危機は、量ではなく質の問題とも言われています。「化学から有機へ」という自然への回帰が期待される中で、小規模農家の役割はとても大きなものとなるでしょう。安全な食を提供する担い手として、その営みが正当に評価され、それに見合う報酬を得ることができるようにと、その働きを支えてまいりましょう。

 合わせて、アフリカのキリスト者、新しい環境で勉学や仕事に励む人々のためにも、思いを致してまいりましょう。


世界共通の意向: 小規模農家の人々
 小規模農家の人々が、貴重な労働に対する正当な報酬を得ることができますように。

福音宣教の意向: アフリカのキリスト者
 アフリカに暮らすキリスト者が、政治的・宗教的紛争のただ中にあっても、イエス・キリストへの愛と信仰を証しすることができますように。

日本の教会の意向: 新年度の挑戦
 就職や進学を望みながらも機会が与えられなかった人たち、また、新しい環境での生活を始めた人たちに、この一年が新しい挑戦の時となりますように。
写真: 林 里江子