2016年9月の意向
 人が常に大切にされる社会の実現のためには、私たち一人ひとりが、悪を退け神の望みを聞き分けるキリスト者となることが求められます。祈りや黙想、観想を通して、神との交わりを深め、自分のすべての力を神と人への奉仕に注ぐことができるように、霊性を磨いてまいりましょう。

 ヨーロッパやアメリカでは、大量の難民を受け入れる政策が展開されました。また教皇は、教会や修道院が難民に住まいを提供できるようにと働きかけました。ところが、日本では政府の難民への対応が改善されず、難民として法的に認定されることに困難があります。このような状況にあって、私たちに何ができるかを識別して、人種や宗教、国籍を超えて援助の手を差し伸べることができるように祈ってまいりましょう。


世界共通の意向: 人間中心の社会
 私たち一人ひとりが、共通善のために、また人が常に大切にされる社会の建設のために、尽くすことができますように。

福音宣教の意向: 福音宣教の使命
 秘跡にあずかり、みことばを黙想することによって、キリスト者が福音宣教の使命をより深く自覚できますように。

日本の教会の意向: 難民移住移動者の子どもたち
 日本で貧困の中に生活する難民移住移動者の子どもたちに、十分な教育の機会が与えられますように。
写真: 林 里江子