2016年10月の意向
 インターネットが普及する以前は、情報の発信は主にジャーナリストによってなされていましたが、今日では誰でも発信者となることができます。人間の尊厳がおかされないように配慮しながら正しい情報を発信するという、ジャーナリストに求められた倫理規範は、すべての人に求められるものとなりました。
 私たちが福音の喜びを人々に伝えていく場合にも、この姿勢が求められます。体験をありのままに伝えることは大切ですが、誇張したり何かと比べたりすることがないように、配慮しなければなりません。さらには、諸宗教との交わりの場においても、私たちの信仰を正しく伝える責任があります。
 情報を送る時も受ける時も、真実を誠実に伝えることが大切であることを意識して、進歩を遂げる情報通信技術を、世界の平和と人々の喜びのために使うことを心がけてまいりましょう。


世界共通の意向: ジャーナリスト
 ジャーナリストが、仕事をするうえで常に真実を尊重し、倫理に忠実な姿勢を保つことができますように。

福音宣教の意向: 世界宣教の日
 世界宣教の日にあたって、すべてのキリスト者の共同体で福音の喜びが新たにされ、その喜びを告げ知らせる責任を思い起こすことができますように。

日本の教会の意向: 祈りによる交わり
 神を信じる人々が互いのために祈り、諸宗教の交わりが平和の絆となることを証ししますように。
写真: 林 里江子