2018年6月  5.教皇のビデオの閲覧を
 「きょうをささげる」は、「祈祷の使徒(Apostleship of Prayer)」として1844年12月に始まった運動を、日本の教会の実情に合わせてリニューアルし、2009年に再スタートしました。その後、世界的にもリニューアルが進み、2016年には「教皇による祈りの世界ネットワーク(Pope’s Worldwide Prayer Network)としてスタートしました。そして、まさに今月の意向で掲げているソーシャルネットワークの一つとして、祈りのネットワークに加わるようにと、ローマから世界に働きかけているのです。
 教皇のビデオは、教皇が自分の言葉でその月の意向について語りかけるものとして、インターネットを使って世界に発信しています。今月は、「インターネットは神の贈り物です。けれどもそれは大きな責任でもあります。」「コミュニケーション・テクノロジー、その生み出す場、そのための機器は非常に多くの人々のために境界線を伸ばし、広げてきました。」 「コミュニケーション・テクノロジーは出会いと連帯のために計り知れない可能性を持っています。」「デジタル・ネットワークが疎外の場となりませんように。人間性を豊かにする具体的な場となりますように。」「違いを認めて互いに尊敬し合うことを大切にするインクルーシブ(包含性)に向けて、ソーシャルネットワークがその機能を果たせるよう共に祈りましょう。」と語っています。
 「きょうをささげる」もインターネットを通して情報を発信していますが、このサイトへのアクセスはそれほど多くはありません。しかし、少しずつですが閲覧者が増加する傾向が見られます。2015年のページビュー総数(そのページを見た回数)は約42,000でしたが、2016年には約49,000、そして2017年には約64,000になりました。ところが、「教皇のビデオ」のページは、毎月せいぜい70から80で、伸び率も決して高くはありません。年間でも600ほどのアクセスしかありません。残念ながら、動画に日本語で字幕を入れることができていないので、教皇がスペイン語で語りかけるのを観ながら、上記のような日本語訳を画面で確認することになるのですが、教皇の生の声を聞いて、意向を世界ネットワークの仲間とともに祈るのも、ひと味違ったものになります。
 ソーシャルネットワークが意向に取り上げられている今月に、ぜひ「教皇のビデオ」を閲覧してみて下さい。