2022年 教皇と日本の教会の意向 |
■1月 教皇の意向: 人類の真の友愛 宗教的な差別や迫害に苦しんでいるすべての人々のために祈ります。人間家族の兄弟姉妹であることに裏付けされた一人ひとりの権利と尊厳が認められますように。 日本の教会の意向: すべてのいのちを守る とくに弱い立場に置かれている人々を保護し、人間としての尊厳が尊重される社会を実現できますように。 ■2月 教皇の意向: 修道女と奉献生活に召された女性 修道女と奉献生活に召された女性の使命と勇気に感謝し、祈ります。現代のさまざまな課題について新しい対応を探し続けることができますように。 日本の教会の意向: 若者たち 次の世代を担う子どもや若者が、自らの役割に目覚め、神の国の実現に寄与できますように。 ■3月 教皇の意向: 生命倫理の課題へのキリスト者の対応 キリスト者が直面している生命倫理の新しい課題のために祈ります。祈りと活動をとおして、いのちの尊厳を守り続けることができますように。 日本の教会の意向: 召命 私たちが、それぞれの職場や家庭の中で、自分に委ねられた召命を生きることができますように。 ■4月 教皇の意向: 医療従事者 病者や高齢者のために、とりわけ最貧国で奉仕する医療従事者が、政府や地方自治体から適切な支援を受けることができますように。 日本の教会の意向: 家庭 すべての家庭の平安のために祈ります。とりわけ、悩みを抱え、きずなが揺らいでいる夫婦が互いに歩み寄り、和解への糸口を見出すことができますように。 ■5月 教皇の意向: 信仰豊かな若者 すべての若者が自らの召命を充分に生きることができるよう祈ります。よく聴き、深く識別し、信仰を貫き、奉仕に献身した聖母マリアの生き方を知ることができますように。 日本の教会の意向: 困窮者との連帯 経済的な格差が広がる社会の中で、周縁に追いやられた人々と連帯し、支援していくことができますように。 ■6月 教皇の意向: 家庭 全世界のキリスト者の家庭が、無条件の愛を身をもって体験し、日々の生活の中で聖性を高めていくことができますように。 日本の教会の意向: 地球環境保護 人間の活動による環境破壊や気候変動の影響による自然災害の被害にあった人々を支援し、地球環境を保護する取り組みを推進していくことができますように。 ■7月 教皇の意向: 高齢者 ルーツと記憶を体現する高齢者の知識と経験が、希望と責任をもって将来を歩む若者の助けとなりますように。 日本の教会の意向: 社会的孤立の予防 分断されていく社会の中で孤立する人々、社会から切り捨てられていく人々に寄り添い、人とのきずなの中で生きる喜びを分かち合うことができますように。 ■8月 教皇の意向: 小規模事業 中小規模の事業体が、経済的社会的危機にあっても、その事業を継続する道を見いだし、地域社会に奉仕することができますように。 日本の教会の意向: 世界の平和 戦争、内戦が続く国々や地域、とくにミャンマー、シリア、パレスチナ、アフガニスタンの人々に平和と安定がもたらされますように。 ■9月 教皇の意向: 死刑廃止 人間の尊厳を侵害している死刑制度が、すべての国で法的に廃止されますように。 日本の教会の意向: 高齢者 高齢者が、社会でも、教会の中でも、それぞれの役割を通して、生き生きと生活できますように。 ■10月 教皇の意向: すべての人に開かれた教会 信仰にあふれ、福音を宣べ伝える力に満ちた教会が、連帯、友愛、歓待の共同体として、常にシノドス(代表司教会議)の雰囲気のうちに生きることができますように。 日本の教会の意向: 医療従事者 医療従事者のために祈ります。コロナ禍の中で、病床にある人や高齢者のために働く人々が、看護や介護を通して神の愛を伝えることができますように。 ■11月 教皇の意向: 苦しんでいる子どもたち 苦しんでいる子どもたち、とりわけ家を失ったり、孤児となったり、戦争の犠牲となった子どもたちが、教育を受けることを保証され、また家庭の愛に触れる機会に恵まれますように。 日本の教会の意向: 海外宣教者 海外で宣教活動に従事する司祭、修道者、信徒が、厳しい状況にあっても、主に対する信頼と希望に支えられて、奉仕する力を保ち続けることができますように。 ■12月 教皇の意向: 非営利団体のボランティア 人間開発に携わる非営利団体のボランティアが、共通善に献身する人々に出会い、国際協力の新しい道を常に探し出すことができますように。 日本の教会の意向: 苦難の中にある子どもたち いじめやさまざまな虐待の犠牲となった子どもたちに、幼子イエスの愛と恵みが注がれ、ふさわしい援助を得ることができますように。 |