2022年1月  4.キリスト教一致祈祷週間
 キリスト教諸教会は毎年この一週間(1月18日〜25日)をキリスト教一致祈祷週間と定めています。そして、世界中のキリスト者が一致のために祈りをささげるように呼びかけています。今年のテーマは「わたしたちは東方でそのかたの星を見たので、拝みに来たのです」(マタイ2・2)です。
 毎年、キリスト教一致祈祷週間で使われる資料は、世界教会協議会(WCC)と教皇庁キリスト教一致推進評議会の共同事業として、各国から選ばれたキリスト教諸教会が協力して作成しています。今年はレバノンのベイルートを拠点とする中東教会協議会が、新型コロナウイルス感染症のパンデミック下のためオンラインミーティングで作業を進めました。政治・経済の不当な抑圧によって人権が踏みにじられる世情にあって、特に2020年8月4日にベイルートで起こった爆発事故で人的・物的にも影響を受ける中で選ばれた今年のテーマには、「この困難な時代にあって、わたしたちはこれまで以上に暗闇の中に輝く光を必要としています。そして、その光はイエス・キリストのうちに示されたと、キリスト者は宣言します」という決意が込められています(カトリック中央協議会ウェブサイトより転載)。

 資料の小冊子はこちらからダウンロードできます。
 https://www.cbcj.catholic.jp/wp-content/uploads/2021/12/2022ecume.pdf

 教皇は今月の意向で「人間家族の兄弟姉妹であること」という、信仰の違いを超えた協力と一致を呼びかけています。毎年この時期に全世界の教会で繰り広げられているエキュメニカルな活動に注目し、心を合わせて祈りをささげていくことにいたしましょう。