2023年11月 2.識別 |
![]() 教皇は、毎週水曜日にバチカンでの一般謁見の折に、20〜30分ほどの講話を行っています。典礼暦に合わせた内容であったり、世界で起きている戦争や災害についてであったりと、テーマはまちまちですが、昨年の8月31日から今年の1月4日にかけては「識別」について全14回にわたった連続講話を行いました。毎回、その内容はカトリック中央協議会が暫定訳としてウェブサイトに掲載してきました。 https://www.cbcj.catholic.jp/2022/08/31/25444/ ほか 第1回のテーマは「識別の意味」でした。「識別とはすべての人に関わる重要な行為です。というのも、決断は人生の本質的な部分だからです」とその大切さを強調し、「正しい決断をするために、識別の方法を知ることが必要なのです」と述べています。そして、第2回以降は、識別の要素や対象、その際に沸き起こってくる感情、特に悲嘆と慰め、締めくくりの最終回には識別を助ける霊的同伴について、熱く語られています。 識別を身につけるように、心掛けましょう。特にこの1週間を、識別の力をつけることを望んでいるフランシスコ教皇ご自身が、正しい決断に導かれますように、そのための心と身体の健康が養われますように、祈りをささげてまいりましょう。 |