2024年10月 1.シノドス開幕 |
![]() 第二会期の土台となるのは、「討議要綱」ですが、シノドス特別チームから要約が出されています。 さらに、第二会期に先立って、5月には小教区で働く司祭のためのシノドスがローマで行われ、日本からは大阪高松教区の山徹師が、アジアでの大陸別シノドスに続いて参加しました。また8月初めにはバンコクで、FABC(アジア司教協議会連盟)主催のアジアのシノドス参加者の会議が行われ、西村桃子さん、シスター弘田鎮枝さん、山徹師が参加しました。8月末にはルクセンブルグで、シノドス事務局のグレック枢機卿やオロリッシュ枢機卿を迎えて、アジアとアフリカとラテンアメリカの、それぞれの司教協議会連盟の代表が集まり、菊地功大司教がFABCの事務局長の立場で参加しました。準備の過程での文書や参加者の報告は、いずれもカトリック中央協議会のサイトで見ることができます。また、第一会期で指摘された様々な具体的課題について、教皇は2月22日付けの文書で10の研究部会を設置され、2025年6月頃をめどに、結論を出すように求めておられます。 さて、シノドスは何を目指しているのでしょうか。それは、シノドスの本来の意味である「ともに歩む」ことを、世界のカトリック教会が、隣人たちとともに、「聖霊に聞きながら」進めることです。教皇の意向も、そして日本の教会の意向も、今行われているシノドスに自分の心を重ね、聖霊に聞きながら、そして旅の友と「霊における会話」を続けながら、祈りをささげるようにと、私たち一人ひとりを招いています。シノドスに集っている世界からの参加者の上に、聖霊の息吹が豊かに注がれますようにと、祈りをささげましょう。 |