2024年12月 3.被団協のノーベル平和賞 |
![]() この年末にかけて、世界情勢は不安定な状況を呈しています。ロシアとウクライナの関係、イスラエルのガザ地区への侵攻、ミャンマーの内戦など平和を脅かす戦闘が続いているばかりか、韓国では「非常戒厳」をめぐる政局の混乱、シリアではアサド政権の崩壊に続く新たな混乱への危惧、ルーマニア大統領選挙の不正発覚による無効の判断、等々、人権が損なわれ平和が打ち砕かれていく心配事が心を占めています。 その中で、教皇フランシスコは「希望」を掲げた聖年をスタートさせようとしています。そして、被団協の平和賞受賞は、希望の灯の一つです。地球に暮らす全ての人が、互いの存在を認めて平和に暮らす道筋は、さまざまな国際協力のもとで進められていることも、しるしの一つです。COP29しかり、対人地雷禁止条約第5回再検討会議しかり、そしてノーベル平和賞の授賞式しかり、わたしたちは様々な機会をとおして、希望を表わし、平和を求めて祈りをささげていくことが求められています。 主のご降誕、そして「希望の巡礼者」の聖年を迎えるために心を整え、そして平和のために祈る一週間と致しましょう。 |