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もういやだ

人は朝からもう疲れているようです。高校生でさえそうです。政治家と財界の腐敗、家庭内暴力、離婚、倒産、リストラ、失業とホームレス、‥‥マラソンの坂登りで遅れた選手のように、走るのにくたびれて崩れつつあります。もうこんな生き方がイヤになりました。 キリスト教では今を四旬節と呼んで、自分の生活や生き方を反省しようとします。四旬節は反省と希望の時です。キリストの復活への準備の時なのです。復活は、十字架上でのイエスの体そのままに生き返ることではありません。死んだイエスは、失敗のシンボルとしての墓から立ち上がられました。立ち直ったのです。マラソン選手が汗だくの消耗しきった体で再び走り直すようにではなく、イエスは、新たな生命力に満ちた体で、力強く立ち上がって、神の栄光に入りました。イースターに私たちもこの力と栄光に与れるよう、四旬節の今から準備をしたいものです。希望に生きてみませんか?

(特集-渇き 3 2002/2/22)

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