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3. アレルヤ

 多くのキリスト教系の学校の卒業式では、ヘンデルの「メサイヤ」のハレルヤ・コーラスが、式のクライマックスとして歌われています。それは、卒業生たちが神の恵みによってこそ、これまで何らかの成果をおさめることができ、更にこれからの新しい生活に進むことができると考えるからです。旧約聖書の詩編には、ハレルヤという言葉がたびたび出ますが、新約に入ると、それは自然にキリストの復活にあてはまります。イエスは立ち上がられました。それによって、私たちはあらゆる罪と悪から救われたのです。弱さのために転んだ者には、勝利者であるイエスが「恐れることはない」と言い、倒れた者には、立ち上がられた主が一緒に立ちあがるように招きます。ハレルヤ・コーラスは歓迎と勝利の叫びです。私たちは死の恐れからさえ救われたのです。歌詞は何回も繰り返されます。「王の王」、「主の主」‥‥! 私たちも永遠の勝利に加えられるのです。熱心なキリスト者だったヘンデルは復活のメッセージをよく悟っていました。ハレルヤ・コーラス(アレルヤの合唱)こそ、この復活節の間いつも心の深いところで響かせたいものです。


 

(特集-よろこび 3 2002/4/12)

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