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飼い葉桶の幼子を見て
飼い葉桶の幼子を見て、
だれが神の子と思ったであろうか。
神は幼子のうちに隠れておられる。
神は「お忍びで」来られた。
この矛盾は、クリスマスの秘義の本質。
神の威厳は、卑しさのうちに、
神の力は、弱さのうちに、
神の永遠は、死すべきからだのうちに現れる。
神は静かに来られる。
神はその力を言いふらし、見せびらかせることはない。
家畜小屋と飼い葉桶の出来事のうちに、
ゴルゴタの十字架はすでに、ひそかに予告されている。
- カール・レーマン -
出典:『クリスマスに贈る100の言葉』アルフレート・ハルトル 編里野泰昭 訳女子パウロ会
(特集-クリスマス21 ~心に響く待降節のことば)