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1. 環境開発サミット(1)

◆1992年、ブラジル・リオデジャネイロの「地球サミット」で示された、地球と人類が持続可能な発展を続けていくための課題と方策に、だれもが納得したはずだ。貧困の解消と環境問題の解決は、どちらも必要条件だ。
◆答えはすべて、地球サミットで採択された40章の行動計画「アジェンダ21」の中に示された。だが、その約束は、十分守られてこなかった。地球環境をむさぼりながら繁栄し、途上国が環境配慮に取り組むためのアジェンダを尊重しない先進国に、途上国は不公平感をつのらせた。
◆先進国へのさまざまな不信感をぬぐい去ることが、サミットの最も大きな課題だろう。
◆リオデジャネイロの地球サミット以前、「環境と開発に関する世界委員会」がうたった「われら共有の未来」という人類共通の価値観に基づいて、北と南、あるいは環境と開発を結びなおすことができるのは、結局「人」しかいないのだ。

2002年8月27日 『東京新聞』社説 より

環境サミットの開会式におけるムベキ南アフリカ大統領の演説
「わたしは、国連が、『わたし』でなく『わたしたち』と、複数形を用いていることに感謝します。このことは、グローバルな規模での『アパルトヘイト(人種隔離)』に対抗する『連帯』を示しています。」
「最大の誠意と危機意識をもって、意味のある実行計画を採用してほしいものです。」
「この会議に出席しているわたしたちは、何億もの人々に次のことを明示しなければなりません。それは、恵まれた国々だけが生き残ろうとするような人道に反する原理の上に、人類社会が建設されてはならず、わたしたちは、人類の連帯のヴィジョンを打ち立て、それを実行することを課せられているということです。」

(特集-地球環境 1 2002/8/30)

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