毎日のみことば
1月8日 降誕節金曜日
第一朗読 ヨハネの手紙 一 5:5-13
(愛する皆さん、)だれが世に打ち勝つか。イエスが神の子であると信じる者ではありませんか。
この方は、水と血を通って来られた方、イエス・キリストです。水だけではなく、水と血とによって来られたのです。そして、“霊”はこのことを証しする方です。“霊”は真理だからです。証しするのは三者で、“霊”と水と血です。この三者は一致しています。わたしたちが人の証しを受け入れるのであれば、神の証しは更にまさっています。神が御子についてなさった証し、これが神の証しだからです。神の子を信じる人は、自分の内にこの証しがあり、神を信じない人は、神が御子についてなさった証しを信じていないため、神を偽り者にしてしまっています。その証しとは、神が永遠の命をわたしたちに与えられたこと、そして、この命が御子の内にあるということです。御子と結ばれている人にはこの命があり、神の子と結ばれていない人にはこの命がありません
神の子の名を信じているあなたがたに、これらのことを書き送るのは、永遠の命を得ていることを悟らせたいからです。
福音朗読 ルカによる福音書 5:12-16
イエスがある町におられたとき、そこに、全身重い皮膚病にかかった人がいた。この人はイエスを見てひれ伏し、「主よ、御心ならば、わたしを清くすることがおできになります」と願った。イエスが手を差し伸べてその人に触れ、「よろしい。清くなれ」と言われると、たちまち重い皮膚病は去った。イエスは厳しくお命じになった。「だれにも話してはいけない。ただ、行って祭司に体を見せ、モーセが定めたとおりに清めの献げ物をし、人々に証明しなさい。」しかし、イエスのうわさはますます広まったので、大勢の群衆が、教えを聞いたり病気をいやしていただいたりするために、集まって来た。だが、イエスは人里離れた所に退いて祈っておられた。
祈りのヒント |
私たちがキリストの御旨に完全に従うことができない理由は、主が与えてくださることに抵抗する思いがどこかにあるからです。聖書は「主がいつも良いものを私たちに与えてくださっているのだ」ということを忍耐強く伝えてくれます。今日の福音でも同じです。重い皮膚病にかかっていた人が、イエス様から清くされるために、周囲から罪深い汚れた人だと忌避されるかもしれないのにも関わらず、イエス様だけに希望をかけてもう一歩前へと進み出るのです。「主よ、御心ならば、わたしを清くすることがおできになります」 |
(毎日のみことば 2021-01-08) |