10月5日 年間第26土曜日

第一朗読  バルク書 4:5-12、27-29
勇気を出せ、わたしの民、イスラエルを思い起こさせる者よ。お前たちが異国の民に売られたのは、滅ぼされるためではない。敵に渡されたのは神を怒らせたためだ。それは、神にではなく悪霊にいけにえを献げ、造り主の怒りを買ったからである。お前たちは、育て主である永遠の神を忘れ、養ってくれたエルサレムを悲しませた。神の怒りがお前たちに下るのを見て、エルサレムは言った。「シオンの近くに住む人々よ、聞いてください。神はわたしに大きな悲しみを下されたのです。わたしは息子や娘たちが捕らわれて行くのを見ましたが、それは、永遠なる者が彼らにもたらされたものです。わたしは彼らを喜びのうちに養ったのに、嘆きと悲しみのうちに送り出しました。もうだれもわたしを喜びたたえないように。やもめとなり多くの人に見捨てられたのですから。わたしはわが子の罪のため孤独になりました。彼らは神の律法から外れ(ました。)
子らよ、勇気を出し、神に向かって叫びなさい。あなたたちを連れ去った方はあなたたちを覚えておられます。あなたたちはかつて神からの離反をたくらみました。回心して、今度は十倍の熱心さで神を求めなさい。あなたたちに災いをもたらされた方があなたたちを救い、永遠の喜びを与えてくださいます。」

福音朗読  ルカによる福音書 10:17-24
(そのとき、)七十二人は喜んで帰って来て、こう言った。「主よ、お名前を使うと、悪霊さえもわたしたちに屈服します。」イエスは言われた。「わたしは、サタンが稲妻のように天から落ちるのを見ていた。蛇やさそりを踏みつけ、敵のあらゆる力に打ち勝つ権威を、わたしはあなたがたに授けた。だから、あなたがたに害を加えるものは何一つない。しかし、悪霊があなたがたに服従するからといって、喜んではならない。むしろ、あなたがたの名が天に書き記されていることを喜びなさい。」
そのとき、イエスは聖霊によって喜びにあふれて言われた。「天地の主である父よ、あなたをほめたたえます。これらのことを知恵ある者や賢い者には隠して、幼子のような者にお示しになりました。そうです、父よ、これは御心に適うことでした。すべてのことは、父からわたしに任せられています。父のほかに、子がどういう者であるかを知る者はなく、父がどういう方であるかを知る者は、子と、子が示そうと思う者のほかには、だれもいません。」それから、イエスは弟子たちの方を振り向いて、彼らだけに言われた。「あなたがたの見ているものを見る目は幸いだ。言っておくが、多くの預言者や王たちは、あなたがたが見ているものを見たかったが、見ることができず、あなたがたが聞いているものを聞きたかったが、聞けなかったのである。」

祈りのヒント
目に見える良い結果に大喜びの弟子たちに対し、目に見えない喜びを大切にするようにとイエスはおっしゃった。天に書き記された名簿の名は、成功する前からそこにあったし、失敗したからといって消されるものではない。

名簿を目で確認することはできないけれど、神様に名前を覚えていただいているとは何という喜びだろう。

(毎日のみことば 2019-10-05)

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