11月13日 年間第32月曜日

第一朗読  知恵の書 1:1-7
国を治める者たちよ、義を愛せよ、善良な心で主を思い、素直な心で主を求めよ。主を試すことをしない人は主を見いだし、不信を抱かない人に主は御自身を示される。よこしまな考えは人を神から遠ざけ、主の力は、試そうとする愚か者の罪深さを暴く。
知恵は悪を行う魂には入らず、罪のとりこになっている体には住み着かない。人を教え導く聖なる霊は、偽りを避け、愚かな考えからは遠ざかり、不正に出会えばそれを嫌う。
知恵は人間を慈しむ霊である。しかし、神を汚す者を赦さない。神は人の思いを知り、心を正しく見抜き、人の言葉をすべて聞いておられる。主の霊は全地に満ち、すべてをつかさどり、あらゆる言葉を知っておられる。

福音朗読  ルカによる福音書 17:1-6
(そのとき、)イエスは弟子たちに言われた。「つまずきは避けられない。だが、それをもたらす者は不幸である。そのような者は、これらの小さい者の一人をつまずかせるよりも、首にひき臼を懸けられて、海に投げ込まれてしまう方がましである。あなたがたも気をつけなさい。もし兄弟が罪を犯したら、戒めなさい。そして、悔い改めれば、赦してやりなさい。一日に七回あなたに対して罪を犯しても、七回、『悔い改めます』と言ってあなたのところに来るなら、赦してやりなさい。」
使徒たちが、「わたしどもの信仰を増してください」と言ったとき、主は言われた。「もしあなたがたにからし種一粒ほどの信仰があれば、この桑の木に、『抜け出して海に根を下ろせ』と言っても、言うことを聞くであろう。」

祈りのヒント
信仰の歩みにおいて、つまずいたり、つまずかせたり……神から離れてしまいそうなときも……神は決して見捨てず、悔い改める心を大切にし、何度でも赦してくださる。
神のみ前には、みな罪人。神の赦しに共にあずかる兄弟姉妹。
赦しのなかに生かされ、赦すことができる信仰をいただいている!
神への信頼の絆に結ばれ、相手の悔い改めを大切に思えるとき、愛の関係は深まっていく。赦し合う心を育てていこう!
(毎日のみことば 2023-11-13)

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