2022年9月  5.最後まで神の望みを生きる
 高齢者が生き生きと生活するための秘訣のひとつは、生活にリズムを付けることです。それは、信仰を持つ人にとって霊的生活にリズムをつけることにほかなりません。ですから、「きょうをささげる」が薦めている朝の奉献と夜の究明を、毎日続けるように心がけてみましょう。その方法は「このサイトの使い方」で紹介されています。
 修道生活においては、この奉献と究明に加えて、聖務日課が日々の生活に組み込まれています。2023年にはシノドス(世界代表司教会議)の第16回定期総会の開催が予定されていますが、2008年の第12回定期総会の最終メッセージで、この聖務日課が、つまり時課の典礼が「キリスト教の日々の流れにリズムを与えるための」祈りだと記されています。信徒にとっても、聖務日課を生活の中に取り入れることは、生き生きと生活するために役に立つばかりか、神の望みにかなう生活へと霊性を高めていくうえで大切なことです。
 加齢とともに、身体能力も、記憶力も、また認知や表現などの能力も、必然的に衰えていきます。ところが、霊性は日々深まっていきます。昨日よりも今日、今日よりも明日、キリストに近づきたい、神が私に望んでおられる生活に近づきたいといった願いのうちに、日々をていねいに、そして規則正しく暮らしていくことで、生活は生き生きとしてきます。
 日本の教会の「高齢者」という意向で今月の祈りをささげてきた私たちは、今の年齢にかかわらず、命を神にお返しする人生の最後の瞬間まで、神の望みのままに生きたい、日々霊的に成長したいと祈り続けるよう、心がけてまいりましょう。