こころの散歩

みどりの林

みどりの林

静かなみどりの林を歩く
何も考えずいつまでも黙って歩く
いつか祈りの林にかわり
樹は祈りの友の顔にかわり
つぎつぎ祈りかけてくれる
林は遙か遠くまでつづき
ついに終わるころ 祈りも終わるであろう
心も体もみどりの林になって

河野 進 詩集「カナの婚宴の葡萄酒」より
  

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