こころの散歩

フレデリック二世と囚人

フレデリック二世と囚人

 プロシアのフレデリック二世が、スパンダウの牢屋を訪れ、その囚人ひとりひとりに刑を受けている理由を尋ねました。
 皆、自分の無罪を主張しました。
 一人だけ自分の罪を認めて、犯した犯罪を正直に打ち明けました。
 それを聞いて王は、「これほどたくさんの罪のない人のうちに、罪を犯した者を置いておくわけにはいかない。ここはあなたの住む所ではない。出て行きなさい。」と言ったということです。

写真: 藤井 瀞愁
  

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