こころの散歩

亀との出会い

亀との出会い

 おじいさんが孫と田舎道を散歩していました。すると小さな亀が道を横切って歩いているのに出会いました。孫は興味いっぱいで亀を持ち上げ、裏を返し、表にして見ました。すると亀はすぐに頭を引っ込めてしまいました。 「それじゃうまくいかないよ。わしに貸してごらん。」とおじいさん。家に帰ると、おじいさんは亀をストーブのそばに置きました。しばらくすると、亀は頭を出し、それから手、足と出して、少年の方に向かって歩き始めたのです。
 「無理やりやらせようとしてもうまくいかないよ。ちょっとだけやさしくして暖めてやれば、動き出すんだよ。」とおじいさん。

“Christohpers”より
  

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