何を見たか
囚人が真っ暗な部屋に収監されていました。 年に一回だけ、国の祝日に窓から外を眺める恩恵が与えられていました。 二人の囚人が祝日にこの恩恵にあずかりました。 一人の囚人は、「あぁ、つまらない。泥んこの水たまりだった」と言いました。 もう一人の囚人は、「いや、雨上がりの真っ青な澄みきった空だった」と言いました。
鈴木 秀子 著 「今日幸せになる171の言葉」(海竜社)より 画: 三村 阿紀
幸せな人
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