こころの散歩
余裕のある生活を
余裕のある生活を
二人の木こりが、ある人に雇われて一日中斧で薪を割ることになりました。一人は一休みもしないで、絶え間なく働きました。もう一人は50分間薪を割り、小屋に帰って、10分間の休みを取っていました。
さて、日が沈み、仕事を終える時間になった時、不思議なことに50分ごとに休みを取っていたきこりの薪は、休みを取らなかった木こりのものより多かったのです。「どうして私よりもあなたの方が沢山薪を割れたのですか。私は休まず働いたのに…。」と聞くと、次の返事が返ってきました。「私は休みを取っていた間、斧を研いでいたからかもしれません」と。
「落ち葉「いい人生」と言うために」(ドン・ボスコ社)より