こころの散歩

光と風のなかを

光と風のなかを

光が愛だということを
教えてくれたのは木々だった
風が愛だということを
告げてくれたのは鳥達だった
それ以後わたしは
光と風のなかを歩いてきた

暗かった心が
明るくなり
重かった体が
軽くなり
狭かった世界が
広くなり
人生が一変した
ああ
この永遠(とわ)なるものよ
われを導きたまえ

坂村 真民 詩集『詩国第二集』(大東出版社)より
写真: 中司 伸聡
  

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