こころの散歩
喜びを迎える心
喜びを迎える心
一人のお母さんが、ダウン症の一人息子を連れて教会に行き、司祭に尋ねました。
「息子に初聖体を受けさせたいのですが、この子が御聖体の勉強についていけるかどうか心配です。」
司祭は答えました。
「この子には、イエスが最も喜んで、御自分を与えてくださるでしょう。イエスが御自分をパンとしてお与えになるのは、私たちが難しい質問に答えられるからではなく、私たちの心を満たしたいからです。私たちの心が開かれていることが一番大切なことなのです。もしも最初わからなくて感謝することができなくても、お母さんが代わりに感謝するならば、彼の開かれた心にはすぐに伝わっていくでしょう。」
こうしてお母さんは大変喜び、息子もまた、喜んでいるお母さんを見てとても嬉しくなりました。
作者不詳
画: Autor:Gregorio Dominguez, www.encuentra.com