こころの散歩

なんとしても越えたかった
六十歳の坂を
越えることができたので
すっかり心も体も
軽くなった
気負うていたものが
とりのぞかれて
素直な童子のようになった

「坂村真民全詩集 第三巻」(大東出版社)より
写真: 中司 伸聡
  

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