こころの散歩

忙しい

「忙しい」とせわしなく行動したところで、
能率が上がることはほとんどない。
落ちついて構えているほうが、
よほど実のある仕事ができることを実感してきました。

「忙しい」という言葉を、わたしはなるべく使わないようにしています。
「忙」という漢字が、「こころを亡ぼす」と書くことからわかるように、
「忙しい」と思って口にすることは、決して望ましいことではないと思うからです。
今ここにいる限り、あくせくしても他のことはできないのだから、そこの雰囲気に浸っていたほうがいいのです。

佐藤 初女 著 『いまを生きる言葉「森のイスキア」より』(講談社)より

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