こころの散歩
愉快に応援
愉快に応援
人生の危機に直面した人が、とびきり強力で楽しい方法で応援された話が『ピープル』誌に報告されていた。
マニュエル・ガルシアが胃がんの化学療法で髪を失ったとき、兄弟と三人の親戚が髪を剃り落として彼のハゲ仲間となった。ガルシアが退院して家に帰ると、つるつる頭は親戚友人を合わせて五十人近く。それから二、三週間後には百人にもふくれあがっていた。
誰もがつるつる頭になるわけにはいかないが、人生が転覆しそうなときに、支えてあげたり支えてもらったりする愉快な方法はほかにもたくさんあるだろう。
アレン・クライン 著 / 片山 陽子 訳 「笑いの治癒力」(創元社)より
画: 松村 美智子