こころの散歩

横断歩道

横断歩道

 横断歩道は歩行者優先。強い車を止めて、弱い歩行者を守ってくれる。信仰もそれにたとえられるように思えた。神さまは強い者を抑えて、弱い者を守ってくださる。強い者を押しつぶすのではなく、強い者を抑えてくださる。それに強い車のなかには歩くことのできない弱い病人や老人、また子どもが乗っているかもしれない。強そうな者も、しばしば隠れた弱さを持っている。横断歩道と言えば、道に記された白いしま模様だけなのだが、強い車を抑えて、子どもも安全に道を横切れるようにしてくれる。いいな。神さまの道のようだと思った。

奥村 一郎 著 「断想」(女子パウロ会)より
  

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