こころの散歩
百姓の心
百姓の心
百姓の心が好きだ。
百姓は種の力を信じ、種が成長することを確信している。種の中に隠れている生命に信頼をかけている。天候の不順からくる困難にあっても、実を結ぶことを信じている。
また、この信頼の心と同じように、希望する心に感動する。必要な時、雨が降らないかもしれない。嵐によって、数分の間に汗を流して得た実りが、台無しになる。天災や獣による危害がある。それでも百姓は、恐れを乗り越えて収穫を待つ。
また、百姓の忍耐を尊敬する。未来の収穫に目を向け、今の困難を忍耐強く喜んで耐える。百姓は種が生命を隠していると知っている。花が咲いてから、必ず実を結ぶ時がくることを知っている。
イエスは、御父を百姓のイメージによって説明した。種を蒔く人のたとえばなし、畑を耕す百姓の働き、毒麦が現れる時どうすればよいか、これらの話は神の命を育てるために大切なことを教えてくれる。
(作者不詳)