こころの散歩

美しい顔

美しい顔

 大学の研究室で、若手の教員達が食事をするのも忘れて議論に熱中していました。
 「人間はなぜ罪を犯してはいけないのか」がそのテーマ。
 長時間に及びましたがそれでも決着がつかず、論拠も出尽くした時、たまたま部屋に来られた神父が意見を求められました。
 師はしばらく考えて静かに答えました。
 「人間はなぜ罪を犯してはいけないのか。それは罪を犯すと醜い顔になって困るからです。」

  
  

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